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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2022年7月8日

DaVinci Resolveでのカラーグレーディング -0から完成まで-

DaVinci Resolve

本日はカラーグレーディングについて。

カラーは大きく映像の世界感を創れる技術です。
そこで、今回使用するソフトが【DaVinci Resolve】

https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve

カラーには相当特化しています。
そして最近はメインソフトとして使用する動画クリエイターも増えてきています。
インターフェイスを理解して、皆さんも使っていきましょう!

■カラーの作業手順

動画編集でのカラーパートでは、

  1. カラーコレクション
  2. カラーグレーディング があります。

カラーコレクションは、ベースの色を整える作業。
カラーグレーディングは各々の世界感を創っていく作業。
この作業が細かくできるのが、DaVinci Resolve

インターフェイス

こちらが、DaVinciのカラー編集画面です。
右側に表示されている部分【ノード】を使用してカラーをしていきます。

ノード

最終的なノードはこのような形です。
ノードは作業ごとに分けて作っていく方がいいです。
ですので、1つ1つのノードに名前をつけて、そのノードでは名前をつけた作業を行っていきます。

  • ノードを右クリック→ノードラベル→名前をつける。
    例)コントラスト(cont)彩度(sat)ホワイトバランス(wb)etc…

■コントラスト

コントラスト

最初はコントラストをつけていきます。
映像の明暗の部分ですね。
上記のカラーホイールを使用して、明暗をつけます。

リフト → 暗部の部分
ガンマ → ミドル部分
ゲイン → 明るい部分

そして、コントラストで全体的な調整をします。
こちらは、感覚よりも右下あたりに表示される【カラースコープ】を見ながら調整しましょう。
白飛びしない。黒つぶれしない。こちらは映像業界ではアウトです。

■彩度

彩度

こちらも同じくカラーホイールを使用。
彩度の部分を調整して色をいれていきます。

■ホワイトバランス

ホワイトバランス

ホワイトバランスは映像の白を合わせていきます。
色温度での調整も可能ですが、左上のスポイトを使用して、
映像内の白色部分をクリックすると自動調整されます。

カラーの種類

ここまでの上の部分がカラーコレクションです。

■カラーグレーディング

ここからカラーグレーディングです。
まずはルックを作っていきます。

ルックの調整

カラーホイールのゲイン/リフト/ガンマの色の部分を調整。
上記ではゲイン部分を赤側に。
ガンマ/リフトは緑寄りに作っています。

この時点では、人の肌の部分にも色がのってしまっています。
それでは、肌の調整をします。

ノードを前に追加

上記のようにlookで右クリック→ノードを追加→シリアルノードを前に追加
追加したノード(skinと記載)→lookを非表示(Ctrl+D)


■肌調整

クオリファイアー

このクオリファイアーの画面にてスポイトで肌の部分をなぞっていきます。

肌

こんな感じ。
クオリファイアーを調整していくことで、範囲も調整できるので、
こちらで肌部分を抜いて、彩度等いれて肌の色を調整していきます。

■レイヤーノード

レイヤーノード

上記のようにレイヤーノードを追加します。

lookの部分で右クリック→ノードを追加→レイヤーノードを追加
→下のノードにskinの青矢印を繋げる。

すると、肌の部分以外のところにlookで作った色が付きます。

ここから、細かい部分。
特定の色を指定して調整やLUTを使用するなどしていき、カラーを完成させます。

ビフォーアフター

最初はやり方が分からず難しいかもしれませんが、
実践すると覚えていけるので、
是非カラーまでこだわって自分なりの世界観を創り上げてみてください。

以上、ディレクターの中田でした。

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この記事を書いた人

Kensuke Nakada

KIZUNA JAPAN株式会社 CREATIVE DIRECTOR

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