ChatGPTを使いこなすには「プロンプト」を理解しよう！

2023年5月12日

今回は話題のChatGPTについてです。

「ChatGPT」が流行ってはいるが、
イマイチ使い方がよく分からない方や
上手く使いこなせていない方はコチラの記事を参考にしてみてください。

■Chat GPTとは

まずChatGPTというのは、OpenAIという会社が開発した人工知能の一種であり、
自然言語処理のためのAIモデルです。

大量の文章を学習して、人間が書いた文章のように自然な文章を生成することもできます。
例えば、ChatGPTに質問をすると、その質問に適した回答を自動的に生成することができます。

ただ、この質問の仕方によって必要じゃない事や、知りたい情報とはズレることがあります。
そのような事がない様に、最適に利用するために理解するべきことが「プロンプト」です。

■プロンプトとは

プロンプトとは、ChatGPTにユーザーが与えるテキスト入力のことを指します。
つまり、ユーザーがChatGPTに話しかけるための手段となるものです。

プロンプトの例「東京で有名な撮影スポットを教えてほしい」

プロンプトというのは、様々な用途で使用が可能です。
例えば、文章の生成、翻訳、質問応答、意思決定支援などが挙げられます。
また、ChatGPTはコンテキスト（前後の文脈）を理解することができるため、
前回のやり取りを記憶して、続きを自然に展開することもできます。

プロンプトを使用する際は、使い方によっては不正確な答えになってしまう場合があります。
これはChatGPT自体が大量のテキストから学習しており、その中には誤った情報や偏りが含まれる
可能性があるからです。

そのような事がない様に、プロンプトの使い方のポイントややり方も抑えていきましょう。

■プロンプトの作り方・やり方

まずChatGPTに送信できるのは「質問」だけではなく、「命令」をしたり、
「指示書」をもとにコンテンツを制作などもできます。

そしてChatGPTでのプロンプトを作るコツとしては、

：具体的な情報を含める
：単語の選択に注意する
：簡潔にまとめる
：追加情報を提供する
：自然な言葉遣いをすること　です。

これらを踏まえてChatGPTに対して「条件指定」をすることがポイントです。
この条件指定をする事で、幅広いAIのテキストから、より正確にしていく事が可能です。
例えば、「何を答えてほしいのか」「どのような要素を含めてほしくないのか」
このような部分を条件として制限指定していくのです。

ただ、これを実施するにはプロンプトを理解し、ChatGPTの教育方法を知っていく必要があるので、
まずは使える「日本語のプロンプトの型」を紹介します。

プロンプトの型を考案されているものは、
いくつかありますが分かりやすく使いやすいものを選定しました。

★「条件指定する際の言葉遣い/指示の仕方」

■日本語のプロンプトの型

1つ目は「深津式プロンプト」です。
これはNote株式会社CXOの深津貴之さんが考案したプロンプトであり、
ChatGPTに「回答条件を与える」ことで精度を高める方法です。

下記がテンプレになります。

# 命令書
あなたは、[任意の文章]です。以下の制約条件から最高の[任意の文章]を出力してください。
# 制約条件
・（例）●●字以内で記載・
・初心者にも分かりやすく簡潔に
・「～です」「～になります」の連続使用禁止
# 入力分:
・[ここに文章を入力]
# 出力文:

「#命令書」の部分はChatGPTに任意の人物になってもらうように指示して、生成してほしいものを伝えます。
「#制約条件」の部分で、条件を与えます。上記のような条件を与えて生成してもらいます。
「#入力文」の部分で、出力してほしい内容を記載します。
（例）「ChatGPTとは」というH2見出しに対する適切な本文を記載してください。
「#出力文」の部分は記載せず、送信することでChatGPTが条件の内容に沿って、
最適なモノをテキストで生成してくれます。

★作成例

2つ目は「ReActプロンプト」です。
これは「Reason+Act」を組み合わせたプロンプトであり、
プロンプトの内容としては、ある文章（課題等）に対して、推論を行い、
具体的なアクションを挙げてくれた後に、アクションを踏まえた観察を行ってくれます。
課題解決の際に具体的なアクションまで落とし込んでくれて解決してくれます。

下記がテンプレになります。

[ここに文章を入力]
Thought :
Action :
Observation :

★ReActプロンプトを使用した例