ドラマやドキュメンタリーの撮影では撮影時にピンマイクを洋服の中に仕込みますね。
「ハイドマイク」と言われ、マイクが付いていないように見せる必要があります。
これまでの経験上、海外の映像制作会社と撮影協力する場合、
特にハイドマイクを好む傾向にあると思っています。
ピンマイクの洋服内の仕込み方を2種類紹介します。
ガムテープを使う方法
①ガムテープを使って、三角形の両面テープを折り返しながら作ります。
2つ作っておきましょう。
②テープとテープでピンマイクをはさみます。
③洋服のガサ音防止のため、毛糸等を使って、ピンマイクを保護します。
※▼Tシャツの中仕込みレベルは左。洋服の重ね着によって「ガサ音」が発生しそうなときは右。
④洋服に付ければ完了です。
この方法は従来のスタンダードなやり方ですが、ガムテープを引き離す際に、
非常に強力についているため、ピンマイクを外すのに一苦労します。
ハサミで切らないとどうしようもない状態もおきます。
そこでもっと便利な簡単方法は、専用を使うことです。
ライコートの「Undercovers」を使う方法
①両面テープの片側を外し、ピンマイクを図のようにくっつけます。
②上からガサ音防止のため、付属の毛糸を貼り付けます。
③そのまま洋服の中に貼り付け仕込み完成です。
ケーブルを引っ張った際に抜け落ちるのを防止するため、パーマセルテープなどで、下を軽く止めておきましょう。
ライコートの「Undercover」は非常にスピーディで便利。
見た目も綺麗ですね。
しかし、従来の方法同様、ガサ音を完全にカバーできるかというと、完璧ではないです。
特にフリース等の生地が外側だとスレ音はやはり入ります。
上にかぶせる生地が本当に重要で、できる限り滑らかで
スルスルする毛糸生地を使うことが大切です。
何か最適な生地があれば、私たちにも是非シェアしてもらえれば幸いです。
私たちも探してみて、これ最強というのがあればシェアしていきます。