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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2021年10月25日

Blenderで3Dに挑戦

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話題の無料3Dソフト「Blender」

オープンソフト(無料)でありながら、プロユースとして注目されている3D編集ソフトです。
現在、日本語化の対応もできており、YouTube等でもチュートリアル動画が徐々に増えてきています。
3D系の映像制作会社の導入ソフトと言えば、『Maya』、『3ds MAX』といったソフトが2強で、
約80%以上の使用シェアを持っています。
定番のCGソフトであるAFTER EFFECTS等の互換性が良いとされ、
主にADOBEユーザーに指示されているCINEMA 4Dは約20%程度です。
Blenderは強烈な伸びを見せており、わずか数年で4%程度から16%まで伸びてきており、
注目度が非常に高いソフトとなっております。
とにかく無料なので、非常に高額な3Dソフト市場の中で、圧倒的に導入コストが抑えられるわけです。

【CG WORLDさんの調査】
引用「国内CG制作環境の定点調査 CGプロダクション制作環境一斉調査2020」
https://cgworld.jp/feature/202009-mouse.html

Blenderは無料レベルではない。

弊社では2D制作までで、3Dの案件発生の際には、パートナーの3D専門プロダクションと共創を行います。
映像制作の中でも、3Dはそれだけ専門性が高い特殊ジャンルなのです。
しかしながら、Blenderは無料ということで、まずはインストールして色々試してみました。
第一印象は、とにかくムズイでした。
Blenderがということではなく、3Dソフト全般に言えることで非常に難しいです。
一般人が無料だからといって、サラッと触って、できるなんてことは100%ないです。
空間を捉えるセンスも必要です。(絵をかける or イメージできる力)
機能が大量に有り、これが本当に無料なのか…と目を疑うレベルでした。
これを使いこなせたら、かなり凄いといった印象です。
完全にプロ用のツールだと1時間で理解しました。

映画でも使用されている

映画『Next Gen』はBlenderで作られているとのこと。
これを見ただけで、どれだけ大変な作業と時間を使っているか…
想像すると悶絶です。

https://youtu.be/mm8oY9D3OGE

まずはモデリングに挑戦

モデリングとは3Dの形を作る作業です。
粘土で色々な造形物を作る作業と同じと考えてください。
2Dの世界では正面から見えるものだけに集中すれば良い。
3Dの世界は360度、どの角度から見ても成形できていないと成立しません。
作業時間は形を作るだけでも、2Dに対して何倍もかかります。

ちなみにこちらのイルカちゃん…
6時間、ひたすら表面をちびちび削りながら作りました。

成形しただけで、テクスチャー(リアルに色付けする作業)はやっておりません。

ちょっと豚とイルカの間の恐竜のようになってしまいましたが、、、
表面の粗さももっと調整したかったのですが、タイムオーバーで諦めました。

3Dに挑戦したい人にBEST

とにかくBlenderの魅力はなんといっても無料
これから3Dをやってみたいという人が、いきなり3Dソフトに数十万の投資をするのは
やはり現実的に厳しいと思います。
Blenderを入口に、まずはやってみる。
自分が向いているかいないかの判断もできるかと思います。

▼Blenderのダウンロードはこちらから
https://www.blender.org/

是非、皆さんもトライしてみてください。

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この記事を書いた人

Keiichi Takase

KIZUNA JAPAN株式会社 代表兼クリエイティブディレクター。 趣味:サーフィン、キャンプ、ゴルフ

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