前回の記事で3D(立体映像)をご紹介したので、
今回は4Dについてのご紹介をしようと思います。
最近の一時期、エンターテイメント業界で『4D』なる言葉が、
アチラコチラで聞けました。
『4Dってなんなん?』軽く感じた方が多いと思いましたので、
お話をしたいと思います。
そもそも『次元』って何?
というところから。
次元とは、ルパンの相棒です。違う違う。
次元とは、世界(空間)を示す単位の事を言います。
その世界が何で表されているのかを示すとき、
『次元』という単位を用いるわけです。
聞いたことがある方は多いかと思いますが、
- 1次元……点
- 2次元……線
- 3次元……平面
- 4次元……空間
のように示されます。
というように、次元が繰り上がる度に、
その世界には“奥行”が出てくるわけです。
映像においては2次元スタートで、
スクリーンの中に投影されているものは、
実写映像だったとしても2次元という扱いなのです。
3次元映像は、専用の眼鏡をかけたりすることにより、
画面から飛び出したように見える、奥行きを作るものの事を言います。
で、4次元て何?
そこで、4次元はなにかというと、
3次元で立体化した世界の中に、“香り”を用いて、
さらに五感を刺激する物の事を言います。
ちなみに、この4次元という考え方は映像だけでなく、
コミュニケーション技術や、人間の五感などにも定義されていて、
それぞれ、”香り”・”嗅覚”という風に考えられています。
映画では、例えばステーキを食べている映像を流している最中に、
ステーキの香りを流すことにより、
3D以上に、その場に居るかのような臨場感を演出します。
また、物理的(食べ物など)な物だけでなく、
空間の匂いなども演出可能になれば、食欲等の欲だけでなく、
懐かしい気持ちを思わせるような、
サウダージな感覚を与えることも可能になるはずです(持論)
2001年に公開された『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』
に一部描かれていたような”懐かしい匂い”を作ることができれば、
2005年に公開された『ALWAYS 三丁目の夕日』のような映画も、
もっと懐かしい気持ちで観れる時代が訪れるかもしれませんね。
映画が好きな人は、実際に4Dの作品を見たことがある方も多いかと思いますが、
近年の4D作品を少しご紹介します。
・2017年『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
・2018年『ボヘミアン・ラプソディ』
・2019年『天気の子』
もちろん、もっとたくさんありますので、ご興味があれば、
是非観てください!
以上!皆さんご存知、あの安部でございました。