お問い合わせ

映像制作マガジン

KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2021年3月17日

映像制作業界は『華やか』か論

映像制作業界は華やかなのかトップバナー

卒業と入社のシーズンという事で、これから就活の方や、就職先を決めた方に向けた『映像制作会社』の選び方について語ろうと思います。

総務省が発表している『情報通信白書(令和2年度版)』によれば、モバイルデバイスによる動画サイトの利用時間は2012年から2018年の6年間で4倍に増えていたというのが、ここ最近の動画に関する驚きでした。
動画が、今までで一番身近な時代になってきていますので、YouTuberの出現もあって、映像業界に憧れを持つ方が多くいらっしゃるのではないかと思います。
ですので、今回は新卒だけではなく、第二新卒や、中途の方にも必見な、これから映像制作の業界に飛び込みたいという方に是非とも読んでいただきたい記事でございます。

外見、華やかな世界、夢の世界、煌びやかな世界と思われがちな映像制作の業界ですが、断言します。
実際はとっても泥臭いお仕事です。しかしこれは、悪い意味ではございません。
良い面と悪い面も踏まえて、これからお話すると致しましょう。

映像制作のジャンル

まず、一口に映像制作とは言ってもですね、様々なジャンルがございます。

  • ・バラエティ
  • ・ドラマ
  • ・映画
  • ・CM
  • ・VP
  • ・インフォマーシャル

など。

経験上、これらすべてを『作っている』会社はとっっっっても少ないと言って間違いないでしょう。というのも、それぞれに全く違うノウハウを要するからですね。
機材も違えば、構成の考え方も違うし、納品に至る段取りも多く異なります。もちろん、『やろうと思えばできる』のは間違いありませんが、制作途上で大変に苦労をするということは言うまでもありません。
で、考えなきゃならないのが、これから映像制作の業界に飛び込むにあたり、あなたがやりたいのはどのジャンルですか?という事。

例えば、テレビのバラエティ番組を作りたい人が映画の現場に入ると、このギャップに打ち負けてしまうことが多いですね。その逆もまたしかり。
どんな映像を作りたいのかをしっかり考えて、その志望にあった会社を探しましょう。

一番は、憧れた作品を作っている制作会社に応募をしてみる。
その次に、類似の作品を作っている会社に応募をしてみるという事ですよね。

経験談ですが、私は当初、ドラマか映画かCMを作りたいと思って専門学校に行きました。就活の時期になって、自分の周りはどんどん内定を貰っているという状況で、かなり焦っていたという面があり、とうとう全くジャンルの異なる制作会社に入ってしまいました。
そうなると、やはり長くは続きませんでしたね。

その後の映像制作における自分の活動が思うようにいかなかったというのは、想像に難くないと思います。

このように、妥協点の置き場を間違えると、最悪自分の履歴書に傷をつける結果となる可能性が出てしまうので、よく考えましょうね。

映像制作業界は『華やか』か論

ここでタイトルの回収です。
個人的な見解ですが、必ずしもそうではない。というのが自分の結論です。

もちろん、映像制作をやっていれば、モデルさんや俳優さんとお仕事をしたりとかして、いわゆる『イケメン』『美女』『面白い人』と同じ現場に立つことになるわけですが、

例えば『面白い人』は裏では『面白い事を考える真面目な人』が多いです。
世に『美女』と言われる人は、『どうすれば自分が“美女”と言われるように映れるかを考える真面目な人』が多く、『イケメン』も同じです。

前回の記事でも少し触れていますが、やはりクリエイティブな業界で成功していたり、業界歴が長い人は、真面目な方が大変に多くいらっしゃいます。

そして、仕事内容はかなり泥臭いです。
お仕事は、大体リサーチから始まります。調べて、知って、使えるか使えないかの判断をして、また調べる。
野外での撮影は、なるべく人がいない時間を選びますから、早朝か深夜になることもある。
カメラマンになりたかったけれど、最初からカメラに触れられるわけではなく、最初はノウハウを身に付けるための下積み。
しかも、上下関係を尊重する体育会系の社会です。

外見はお花畑だけれど、
壁を挟んだ裏方は戦場のように熱く苦しい。
それが映像制作です。

でもね。これだけは言えるというのがあります。
映像制作をやっていて思うんです。

そんな苦しい思いをして、作り上げた作品が世に出たときは、

苦しい思い出を超える“やりがい”

があります。
長時間労働による激務というイメージが付きがちな映像制作業界ですが、近年はそのあたり改善されてきました。無論ですが、最初のうちは仕事を覚えなきゃいけないとかで苦労をするかもしれません。
しかしその苦労を越えたときに、あなたが本当に見たかった景色が少しずつ見えてくることはお約束できます。

だから冒頭のお話。

妥協点の置き場を間違え無いことが、一番大事。

映像制作の仕事に限ったことではございません。
建築も介護も美容も行政も営業も、基本全部同じだと思います。

それでは、大手を振っていってらっしゃい。

以上、皆さんご存知、あの安部でございました。

  • Xでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEで送る

この記事を書いた人

安部 諒

よく読まれている関連記事

顔写真 ご相談無料
お気軽にお問い合わせください。
TEL : 03-6225-0652
TOPへ戻るボタン