あけましておめでとうございます。
本年もafter effectsのチュートリアルからスタートです!
さて、今回は液体の表現をイラストでやってみましょう。
最終的にこんな風なものを作りたいと思います。
元の素材はイラストレーターで描いていきます。
分かりやすいようにレイヤーの構造を3Dにして書いてみました。
では、考え方です。
まずは、液体が波打っているようなアニメーションを制作したいのですが、
マスクで制作しようとすると一つずつキーフレームを打たなければならず、
とても面倒です。
そこで、床屋のサインポールを意識してみましょう。
サインポールは下から上に進んでいるように見えますが、実際はらせん状に描かれた線が回転しているだけです。
つまり、液体のレイヤーが延々と右から左に動き続けることができれば波打って見えるようになります。
そこで、液体のレイヤーをプリコンポジションして、
エフェクト→スタイライズ→モーションタイルで左右に複製。
プリコンポジションの位置をずらします。
すると床屋のサインポールと同じ状態になるので、揺らめく水ができました。
これをマスクのレイヤーをトラックマットにすることで、ボールの形に切り抜きます。
あとはハイライトの透明度をいじって、それらしく見せてあげれば、
アクアボールの完成です。
いかがでしたでしょうか。こうした簡単なアニメーションは近年よくWEBサイトのキャッチとして用いられることもあるので、
覚えていて損はないですね。
以上、前澤でした。
今年もよろしくお願いいたします!