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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2019-02-19

視聴率というものの考え方

視聴率と録画視聴率

前回の統計的に、
あれれ、あまり『テレビ離れ』なんて起きてないじゃないか。
そう思う方も多いのではないでしょうか?

では、なぜ『テレビ離れ』と言われるのか。
その理由は簡単です。

テレビが“見られている”と推定するための、
重要な指数の事をなんと呼ぶか。
皆さんはご存知でしょうか?
そうです。『視聴率』です。

視聴率とは、ビデオリサーチ社による統計調査ですね。
関東県内では、無作為に900世帯を選び、
それぞれがどのチャンネルを視聴しているかを
収集した費のことを言います。

ちなみに、関東地区の世帯数は約2万世帯で、
人口は4万3千人。
まぁ、どうやら統計学的にはいいらしいです。

で。
これが高いと良し。低いと悪し。
ながらく、そうされてきたわけですね。

『テレビ離れ』と言われている所以は、
この視聴率が全体的に昔より低いから。
と、言われています。

視聴率だけ見ると、確かにテレビ見て人少ないじゃん。
と思うかもしれません。

だって、2019年1月~3月の間、
もっとも人気のドラマ『3年A組・今から皆さんは、人質です(日テレ)』の視聴率が
2月3日放送分で10%とちょっとしかないのだから。

しかし、注目したい数値は今の時代は特に視聴率だけではありません。
『録画視聴率』というものです。
どれだけの人が、録画し、見たのかを示す数値です。

ちなみに、既出のドラマに関しては、約10%の録画率を記録していました。
総合視聴率(視聴率+録画視聴率-重複率)では約18%なんです。

だから何が言いたいかというと、
テレビ離れ、全然起きていませんよっていう事です。
これを言うのは、広告費を出しているのに、
CMが見られないって悩んでいるスポンサーの方々なんですね。

もっと言うとですが、
YouTubeなどの動画サービスで、
違法アップロードが全部なくなれば、この視聴率はもっと上がるんじゃないか。
と思う方も、私含め居ます。

面白い話をします。
2019年1月28日から2月3日の『視聴率』で、
15%を超えているものは、9番組しかありませんでした。
『録画視聴率』も鑑みた『総合視聴率』で、
15%を超えているものは、11番組以上あると言われています。
※調査会社では、トップ10までしか公表していません

さて、こう見たら、はたして本当にテレビ離れ、
皆さんの目には起きているように見えるでしょうか?

以上、皆さんご存知、あの安部でした。

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この記事を書いた人

安部 諒

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