動画撮影のカメラマンとスチール(静止画)のカメラマンには
大きな違いが過去にはありました。
映像のカメラマンは、被写体を動かしたりといった演出ディレクションをしない。
あくまでもディレクター、監督からの指示をもとに撮影を行う。
照明、音声も別。
それとは逆にスチールのカメラマンは構図、被写体の動作等、
ディレクションを行いながらシャッターをきる。
いわゆるディレクションカム。
だからコピーライト著作権はスチールの場合、カメラマンに帰属し、
映像の場合、団体や制作会社、監督、多岐に渡っていました。
この数年、WEB動画等の小規模現場では、
映像のカメラマンが1人で撮影を行う現場は珍しくない。
ワンマンオペレーションで全てをこなさなければならない現場が
非常に多いように感じます。
映像のカメラマンにもディレクション能力が求められる時代です。
ましてや、スチールと動画の領域が、ほとんど無くなってきた今、
映像カメラマンにもスチール撮影の能力が求められるし、
スチールカメラマンにも動画撮影の能力が求められる。
マルチに柔軟に多くの領域をカバーできる能力が求められているのです。