2023年3月に発表されたAdobeのAI「Firefly」。
AIでの画像生成だけでなく、クリエイティブのワークフロウを効率化する様々なツールが
今後、どんどんリリースされます。
現状はβ版のリリースで、使用するには申請が必要です。
私たちもすぐに以下のWEBサイトで申請を行いました。
1分でできるので、クリエイティブに関わる方ははやく抑えた方が良いでしょう。
▼β版はこちら。
https://firefly.adobe.com/
「何ができるの!?」
テキストで指示を出せば、
●画像が自動生成できる。
●絵コンテができる。
●ラフとなるビデオコンテが自動でできる。
●動画編集をしてくれる。(インサート挿入やインタビュー音声に合わせたカット編集等)
といった機能がドンドンリリースされます。
▼どんなことができるか理解できるプロモーション動画がこちら。
動画編集の業界スタンダードソフトとなる「Premiere Pro」や「After Effects」に
動画生成AI「Firefly for Video」が2023年中に組み込まれることも発表されています。
▼イメージのティザー映像はこちら。
最強の副操縦士になる。
OPEN AIの「ChatGPT」の爆発的普及に伴い、
AIを使用したクリエイティブの制作環境はいっきに変わってきています。
将来、「動画編集マンがいらなくなるかも?」的な話もありますが、
やはり、指示を出すのは、あくまでも人間なので、
「仕事の仕方が変わる」と考えた方が良いのかなと思います。
Adobeもメッセージで出している通り、「副操縦士」として活用できるのです。
つまり、指示待ちの作業者クリエイターは淘汰され、様々なアイデアを考え、
的確な指示を出せるクリエイターが残る時代になると予測しています。
つまり、制作ディレクターが非常に重要なポジションになるということです。
クリエイティブ系では最強になる予感大!
AI画像生成系だと「Midjourney」や「DALLE」などが有名ですが、
正直、クリエイターの制作環境は、ほぼ「Adobe」なので、
クリエイティブ業界内では「Firefly」が1強になると読んでます。
「Midjourney」
https://www.midjourney.com/
「DALLE」
https://openai.com/product/dall-e-2
AIでの画像編集や動画編集での最大の課題は著作権になると思います。
現状はWEB上に転がる画像等の組み合わせやコンテンツ改ざん等で
画像が生成される傾向にあるからです。
しかし、Adobeは自社のストックサービスである「Adobe Stock」を持っています。
著作権がクリアされたBIG DATAとなるコンテンツを利用して学習されるため、
この問題をクリアできるわけです。
つまり商用利用を前提とした合法的な画像生成や動画生成ができると考えています。
「Firefly」の承認がおりたら、どんなことができるかドンドン発信していきます。
さあ、新しい時代のクリエイティブにワクワクしましょう。