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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2021-03-10

映像制作はエンターテイメントか論

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映像制作の仕事をしていると、よく言われるのが、『映像制作って、エンターテイメント性が求められるよね』的な事。
私が学生の頃から社会人一年目の頃など、初めて聞いたとき。すなわち映像制作に携わり始めた頃は、『確かに!』と思っていたんです。
映像制作業界を目指す人や、クリエイティブな業界を目指す方々に、これは是非知ってほしい事ではあるのですが、実は私は、これに関しては否定派なんです。

そもそも“エンターテイメント”とは

『人を楽しませる』という事を前提にしている娯楽の意味もあったりするわけですね。確かに、映像制作というものは、時に人を楽しませる娯楽の要素が強いときもありますが、そればかりではありません。

近年の映像を活用する流れの中で、エンターテイメントじゃない映像も出てきました。
その代表格に、教則ビデオというものがあります。
学びを得るための物。
ニュースとかもそうですよね。完全に娯楽ではありません。
3月8日の記事にも書いてありましたが、映像制作もあらゆる事柄への『手段』という時代になりましたからね。

つまり、必ずしも映像がエンターテイメントじゃない。ということがわかりました。

という事は、映像制作に求められる素質は、エンターテイメント性ばかりではない。という事にもなってきます。
私が映像制作に必要だと思う素質は、『真面目』だと思います。
あとは、『自分の考えを持てる』という事。

順に説明をしてきます。

『真面目』という素質

映像制作というのは、時に繊細な内容を取り扱う時があります。
最近で言っても、性のお話や、政治のお話や、宗教のお話などもそうですね。
こういった内容と言うのは、言葉の遣い方、グラフィックの正確さ、人の声が含まれるものであれば、イントネーションなども、大変に重要視されるわけですね。つまり、こういった細かい所を追求できるかどうかなんですね。

ね?わかりますでしょ?
エンターテイメントだけでは片づけられないパターンもあるという事です。

『自分の考えを持てる』という素質

他人の希望だけを聞いた映像制作というのは、ほぼ上手くいきません。現場で楽しくやり過ごせるなら楽なんですが、実はそうすると編集の時とかに後悔します。
“自分はこうしたい”という気持ちや希望をもって制作にあたれるか。こういう素質が結構重要です。

よく言われるのは、“やらされ仕事”という事。

やれ、といわれてやる仕事ほど辛くキツい仕事はないですよね。しかし、ここにちょっと主体性を発揮して『こうしたい』を述べると、制作の現場はちょっと前に進みます。
発言するという事、オススメです。

もちろん、エンターテイメント性“も”必要です。
それでは、皆さん頑張ってください。

以上、皆さんご存知、あの安部でございました。

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この記事を書いた人

安部 諒

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