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映像制作マガジン

KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2021-03-08

動画制作のこれまでとこれから。

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動画制作の直近10年

動画制作に求められる資質が変わってきた。
弊社KIZUNA JAPANがスタートアップしたのは2008年。
創業14年ということで、企業映像制作の分野に関しては、それなりに老舗になってきました。

映像系のスタートアップベンチャーもここ数年でどんどん増えています。
コンペティションシーンにおいても、数年前は、「あの会社ね」「この会社ね」という感じで競合の名前を聞けば、大体聞いたことのある会社がテーブルに並んでいた気がします。

今は、「聞いたことないな~」っていう会社がコンペティターに多々いるというのが現状で、ある意味、ワクワクする感覚もあります。
動画制作会社も直発注が加速し、営業マンを揃える時代に推移しました。
人材採用面でも、ただ作るだけでなく、コミュニケーション能力であったり、総合的なクリエイティブの力が求められるようになってきたと思います。

映像制作において、企業ジャンルはありました。

映像制作会社のジャンル

●CM系 ●TV系 ●映画系 ●MV系(ミュージックビデオ)

●VP系(ビデオパッケージ…企業系映像制作)

弊社は創業以来、VPで勝負してきました。

2008年、当時はiPhoneもなく、通信速度も遅い時代。
企業が気軽に映像を作る時代ではなかったため、創立〇〇周年記念ビデオとか、教習所の映像みたいな説明映像が主流でした。

しかも、尺も30~1時間位が主流のものが多く、短尺映像の需要も少なかったと記憶しています。
納品形態も、MP4といったデータ納品が主流ではなく、DVD納品が主流の時代。
2008年後半にリリースされたCanon「5D MARK2」が出るまでは、今のような一眼ムービーも皆無だったわけです。

Canon 5D MARKⅡ

当時、通信速度が改善され、動画をWEBで観れる時代が必ず来ると予測していました。
更に、VP系はダサいものばかりで、まだまだブルーオーシャンだと確信した記憶があります。

今ではジャンルレスになってきましたが、当時は、VPなんてやりたくないというクリエイターがほとんどでした。
映像目指すなら、TVかCMか映画でしょって、みんな思っていたわけです。

だから、「VPはチャンス」と思ったわけです。
今ではVPという言葉自体がなくなりつつあります。少なくとも、自分は聞かなくなりました。それだけ、クロスオーバーなクリエイティブの環境になってきたわけです。

クロスオーバーなクリエイティブが求められる時代

クロスプロモーション画像

動画制作はクリエイティブの手段として、
デザイン、WEB、様々なものとクロスさせながら制作できるかが求められています。

作るだけでは価値を生み出せない。コンサルティング領域にまで進化し始めているわけです。10年前は「動画コンサル」なんていないですから(笑)

動画広告は今後もますます加速

2020年の国内動画広告の需要調査では、昨年対比114%の2,954億円に達する見通し。2021年は3,889億円2024年は6,856億円に達する見込みと発表しています。
スマートフォン動画広告の需要は動画広告市場全体の89%に。
(引用:「サイバーエージェント、2020年国内動画広告の市場調査」)

▶サイバーエージェント、2020年国内動画広告の市場調査

これから3年後には、ディスプレイ広告がどんどん動画になってくると思っています。
既にGoogleのディスプレイ広告の入稿時にお気づきの方もいるかと思いますが、30秒動画広告を出稿できるようになっている。

参入企業も更に増えるでしょう。
企業の内製化も加速し、社内に動画制作チームを置いたり、動画マーケティングチームを置いたりするのが普通の時代になります。
既にその流れは始まっています。

AIによる自動編集機能もマスマス加速し、10年後には編集マンがいらない時代も来るかもしれません。

次の時代に向けた準備、変化をしたものが生き残る。

私たちも、時代を先取る企業として成長し続けなければなりません。

新しい時代、ワクワクしながら、楽しみたいと思います。

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この記事を書いた人

Keiichi Takase

KIZUNA JAPAN株式会社 代表兼クリエイティブディレクター。 趣味:サーフィン、キャンプ、ゴルフ

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