さて、本日はアフターエフェクトで折り紙をする方法を紹介します。
とても簡単なように見えて、実際にやってみると何かと面倒な表現です。さっそく紙飛行機でも折ってみましょう。
まずは紙のテクスチャを用意します。
今回はデータ量を軽くするために一度フォトショップに読み込んで72dpiに落としておきました。ついでにサイズも正方形になるように調節しています。
さて、今回は紙飛行機を作るために右上端と左上端を真ん中に向かって折りたいのですが、3D回転で回転軸が45度に傾いているために難しい形になっています。
そこで、ヌルオブジェクトを使って回転をしやすくする方法を取ります。
まずは本体を45度傾けマスクを作成。
マスクを引きやすくするためと、ヌルを置きやすくするためにガイドを引いておきました。
ヌルを設置したら、
元の紙レイヤーのマスクを減算、複製してマスクをかけた三角形のマスクを加算に変更して、ヌルの3D回転をします。
親子構造は、
元のレイヤー←ヌル←複製した折るレイヤー となります。
これで斜めに折ることができました。ポイントライトを配置すると分かりやすいですね。
同じようにしてもう片方も折り込みます。
さて、最後のに羽を付ける折り込みをしていきますが、次のステップに行くときはライトを含めた折った紙を全てプリコンポーズしておくと作業がやりやすいです。
まず、マスクで次のような4つの部分に分けてしまいます。
これでわざわざヌルを使わなくても3Dで回転させることができますね。
赤と黄色はそれぞれの右端に、緑と青はそれぞれの左端にアンカーポイントを移動させます。赤←黄色、緑←青でそれぞれ親子関係を結び、3Dで回転させます。
ポイントライトをいくつか設置してやれば紙飛行機の完成です!
もちろんアニメーションさせることもできます。
いかがでしたでしょうか。簡単そうに見えて意外と難しい折り紙でした。アフターエフェクトでもメッシュを使った簡単なモデリングのようなことができたら大分楽になる気はするのですが。。。
今後に期待ですね!
以上、前澤でした。