さて、本日は映像を初代ゲームボーイのようにドット風に表現する方法をご紹介したいと思います。
例えばこんな映像を用意しました。
さて、RPGの画面のような映像ですが、これをドット風にしていきたいと思います。
まずは、エフェクト→スタイライズ→ポスタリゼーション
レベルの値は15です。コントラストの分割数を無理やり下げてイラスト風の絵柄にします。ドット風にする映像によってレベル数が異なりますが、実写映像なら10~20、イラストなら2~7くらいに設定すると最終的にきれいな感じなります。
次にエフェクト→スタイライズ→CC block loadを適用します。
compilationは0。scansは実写なら3、イラストなら2です。
大分それらしくなりました。形を崩さないモザイク処理のような形です。エッジ部分がブロック状になることで見た目がドット風に近づいてきました。
次にエフェクト&プリセットに「thint」を入力。「色合い」エフェクトなのですが、日本語版ではcc2018から導入されました。現在はエフェクト&プリセットの画面に入力した方が速いです。
黒はそのままに、白を映像に合わせて薄目か濃い目の緑に設定します。
今回は、#DBF296 に設定しました。
そしてここがほぼ最終ポイント。エフェクト→描画→グリッドを適用。
アンカーを(0,0)コーナーを(8,8)に設定します。
コーナーの数は映像の大きさによって異なります。
これで静止画としては完成ですが、アニメーションになったときに若干ブラーが発生するように、エフェクト→時間→ポスタリゼーション時間を適用します。
これが完成版。
いかがでしたでしょうか。調整レイヤーにかけるだけなので、比較的簡単にグラフィックでも実写映像でもドット風にすることができます。
表現方法としてとても面白いですね。
ぜひお試しください!
以上、CG担当前澤でした。