映像というのは一般的に、
1秒当たり24枚か30枚の静止画の組み合わせによって構成されています。
というのは、いつかお話した通りです。
よくよく考えてみると、そのデータ容量って物凄いことになるはずだ!
そう思ったことはありませんか?
1枚あたり、例えば100キロバイトだったとして、
1秒の場合、100kb×30枚=3000kb(3Mb)
CM尺の15秒で考えてみると、
上記の例では、45Mbにもなります。
FullHDサイズで、100Kb以下の静止画など多分ないと思うので、
15秒であれば普通に45Mb以上容量であると考えるのは、
不自然ではないと思うのです。
しかし、皆さんは日常生活で15秒で45Mbを超える映像を見たことがないと思います。
せいぜい15Mbくらいかなぁ、と思います。
ビットレートなどにも寄りますが…。
じゃあ、なぜ容量が抑えられているかをご説明しようと思います。
それが今回のテーマです。
『圧縮』という言葉と『コーデック』という言葉があります。
これが分かれば、自慢できます。
動画の容量が膨大になることは分かったところで、
これの読み込みスピードを担保するために、
発明家たちは考えました。
『映像を、綺麗なまま圧縮すれば良いんじゃね?』
現代社会で見れる動画のほとんどは、
圧縮形式と、ファイル形式によって成り立っています。
ここで覚えておきたい言葉は、
●エンコード
●コーデック
●動画形式
ですね。
『エンコード』とは、
動画と音声を同期させて、”動画ファイル”として書き出すことを言います。
『コーデック』とは、
動画と音声を同期させて、”動画ファイル”として書き出すソフトウェアのことを言います。
『動画形式』とは、
コーデックによって生成された、動画の形式。
例えば、AVI、MOV、MP4など。
つまり世に映像を作る流れともなれば、
【元素材】→【エンコード】→【動画形式】
という感じですね。
Windows で動画を見る事を例として、
最も一般的な形式が『.mp4』だと思います。
この場合、カメラで撮ってきた動画を、編集ソフトで編集して、
『H.264』という映像コーデックを使い、『MP4』という形式を下記出します。
総じて、動画を生成する作業の事を、
『圧縮』と呼ぶという結論で良いと思います。
はい。こんな感じです。
参考となれば幸いです!
以上、皆さんご存知、あの安部でございました。