お問い合わせ

映像制作マガジン

KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2021-06-28

動画制作の内製化は実現できるのか

映像制作の内製化トップバナー

最近、クライアント様から動画制作の内製化のご相談を受ける機会も増えてきました。
弊社でも内製化に向けた導入支援を実施しておりますが、KPIを制作会社レベルに置いた場合、ほぼ不可能に近いのが現状です。

映像制作の内製化のメリット

●長期的に見ればコストは抑えることができる。

●大量のコンテンツ制作を実現できる可能性がある。

●社内での動画クリエイティブに対するジャッジが速い。

映像制作の内製化のデメリット

●初期コストが非常にかかる。

カメラ、三脚、簡易照明、編集PC、HDD、各種ソフトウェア…。
これらは、できる限りライトに抑えたとしても、100万円~といった感じです。制作会社が使用しているようなものは、カメラとレンズ数本だけで100万オーバーです。クオリティをある程度のものにしたければ、最低200~300万円の機材初期投資は必要です。
PCについても、普通に皆さんが使っているノートPCで編集の実現ができると思っている上層部の方もいますが、軽自動車で1トンの重さを運べと言っているのと同じ位、全く映像が動かないので、スーパーカーのエンジンと4WDの耐久性を持つPCを用意しなければなりません。1台30万円~レベルは覚悟した方が良いです。

●クオリティは確約担保できない。

●初期導入時は時間が非常にかかる。

内製化で何を実現したいかで判断

YouTube、オンラインセミナー等、大量コンテンツを連日、アップロードするには内製化は有効です。
映像制作会社に発注すれば、かなりのコストになるのはイメージできるかと思います。
但し、注意点があります。
専任担当を付けなければ、ほぼ実現不可能です。やはり、片手間仕事で連日UPできるほど甘くないのが現実。
営業マンに「今日から、プログラマーになってね」と言って、明日プログラムが完成できるわけがないのと同じです。
最低半年~1年は基礎的な技術習得に時間がかかることを描いていなければなりません。
初期コスト+人的コストを考えると、専任を2名付けたとしても、初年度コストは1000万円オーバーになるでしょう。もし、人が辞めてしまった等発生すれば、またゼロからに戻ります。

そもそも、動画制作をやりたい&できるという人が、一般企業を志望しないため、最初から動画制作ができる人を採用することはかなり困難です。新しい動画専門の事業部を作って、そこのクリエイター募集ならともかくですが…。
ですので、ゼロから学んでもらう必要があるケースがほとんどだと思います。

プロモーションに値する広告動画をショットで創りたい場合は、やはり制作会社に依頼する方が総合的なコストで考えた場合、安く、速く、ストレス無くできるでしょう。

結論

質より、とにかく量⇒内製化にトライ(※初期コスト+最初の2年位は組織作りが必要)
量より質⇒映像制作会社に発注

というのがベストプラクティスなのかなと思います。

  • Xでシェア
  • facebookでシェア
  • LINEで送る

この記事を書いた人

Keiichi Takase

KIZUNA JAPAN株式会社 代表兼クリエイティブディレクター。 趣味:サーフィン、キャンプ、ゴルフ

  • X
  • Instagram
  • Youtube
  • TikTok

よく読まれている関連記事

顔写真      動画企画・見積無料
今すぐ問い合わせしよう。
TEL : 03-6225-0652
TOPへ戻るボタン