映像制作会社の撮影クルーは現場でどんな服装をしているでしょうか?
プロダクション、そのヒトのスタイル、案件によって
それぞれ違うかと思いますが、超重要です。
企業のVIPインタビュー撮影現場なんかでは、TPOをわきまえていないと、
撮影以前の問題となり、致命傷になることもあります。
そして、それはクライアントが直接言ってくれないような話であり、
「他動画会社でこんなことがあって・・・」なんて話はよく耳にします。
本人たちが知らないところで、取引終了になっている可能性もあるわけです。
動きやすさのみを求める人も多いですが、
それでは、世の中の営業マンはみんなスポーツウェアになってしまいます。
まずは、撮影会社の定番「デニム」。
弊社ではラフな現場でない限り、基本デニムは穿きません。
完全にノンダメージならOK。
デニムの場合はシャツは襟付き等でカッチリ感を考えます。
チノタイプの黒・ネイビーが中心です。
オススメは、H&Mの黒のスキニーパンツ。
機材準備、運搬等で膝がガンガン擦れるので、すぐにダメになるから、
高価なパンツはいりません。伸縮性もかなり良い。
足元はローテクならジャケットにも合わせやすい
CONVERSEのオールスター、ジャックパーセル、NEW BALANCE定番近辺
VANSのERA(→JAZZシリーズはPUNK色がでるので危険)
ハイテクなら
AIR MAX(→手振れ補正効果あり<笑>)
いずれもブラック、グレー、ネイビー系の単色ですね。
そもそも被写体に余計な反射光を作ってはいけないので
明るい色は微妙です。
プリントTシャツ、プリントパーカーは着ません。
基本は襟付きですが、サーマル仕様のもの、完全無地TはOKって感じです。
オススメはアメリカンスポーツブランドのChampion。
肩のワンロゴだけなんで目立たないし、スポーティな印象になる。
タフだからかなり使い込んでも問題なしです。
個人的に現場でよく着ているのがHRM(ハリウッドランチマーケット)の
定番の無地サーマルTを丸首、Vともに愛用しています。
よく伸びるので、ストレスが体にかかりません。
こちらも黒、グレー、ネイビーっすね。
汗だくの現場になることが想定できるときは、
THE NORTH FACEの定番「バーブパンツ」にユニクロのドライポロシャツ。
ゴルファーのようになります。→ゴルフテイストはOKラインを狙える。
パンツの印象がスポーティー過ぎるときは、上で抑えるようにしています。
時計は基本、Gショックです。
現場でストップウォッチで時間計測も多いからです。
最近はAPPLE WATCHも多用しますが、突然シリーが反応して
大慌てしたこともありますので、注意です。
CEOのインタビュー中に、
「良く分かりません・・・」なんて声がAPPLE WATCHから出たら最悪です!
ヒカリモノの高級時計は機材に傷をつけたりするのでNGっす。
サファイアクリスタルが強度的に機材に勝っちゃうんですね。
そもそも重いものはできるだけ避けた方が良い。
色々書いてきましたが、
基本はスポーティーでシンプルに。
ジャケットを羽織ってもOKなスタイリングです。
良い絵を撮るためにも、被写体に対する感じの良さは非常に重要です。
あと、ダサいファッションはダサいものを作ると思われるので
気をつけないと、カッコで判断されます。
少なくとも、私はイケてるものを作る人で、
ファッションがダサい人をほとんど見たことがありません。
撮影クルーのファッションもこれから色々紹介していきます。
それでは本日10/9、誕生日の高瀬でした。