さて、本日は動画の尺についての話です。
現在、世の中には非常に多くの動画があふれるようになりました。
僕たちがメインとしているWEB上の企業映像から、
個人で制作したもの、個人制作でも収益化が望めるものなど、さまざまなスタイルがあります。
ではその中で、最適な動画の長さはどれくらいなのでしょうか?
様々なスタイルがある以上「正解」という尺はないのが現状ですが、少し指標から見つめてみたいと思います。
例えばYOUTUBE。
現在、最もわかりやすい指標としては「視聴回数」がありますね。
YOUTUBEヘルプによると、どのタイミングや方法によって視聴回数がカウントされるのか、については
YOUTUBE側は非公開であり、常にアルゴリズムを変更しているとあります。
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が、Trueviewインストリーム広告(大分すると動画前にスキップできる広告)に関しては、
「30秒以上の視聴」or「30秒以下の動画は完全視聴」となっているため、
30秒間、視聴者を飽きさせない工夫が必要ですね。
次に大事な指標は「総再生時間」です。
こちらはYOUTUBEアナリティクスによって確認可能ですが、
簡単に言えば、その動画がどれだけの長さ視聴されたのかを表す数値です。
youtuberと呼ばれる人たちはこの数値と、総再生時間÷視聴回数で導かれる、
平均視聴時間を最も重要視すべきとYOUTUBEが発表しています。
平均視聴時間が実際の動画尺に比べてどうだったのか、で最適な動画の尺や盛り上がりの位置を調整したり、
広告をどれだけ挟むかを決定しているわけですね。
「エンゲージメント」ではどうでしょうか。
コメント、いいね、高評価など、コンテンツに対して様々な反応があり、
コミュニケーションができることも動画の利点の一つですね。
これに関しては、最もエンゲージメントの高い動画尺がデータとして示されています。
instagram → 30秒
Facebook → 60秒
Twitter → 45秒
Youtube → 120秒
あくまで平均ではありますが。
こうしたデータから、SNSではティザー映像を短尺で制作して、アテンションを図り、
youtubeで本編のlongバージョンを視聴してもらう、という戦略はよくあります。
TVCMでも、「続きはWEBで」がよくありますよね。
WEBから離れてオフライン接点ではどうでしょうか。
例えば、採用シーンでは、説明会等で「半強制的な」視聴がなされます。
つまり動画の長さは5分以上の長尺になっても構わないということです。
しかし、これからの就活世代は動画全盛期を生きてきた人たちですから、
5分以上、飽きさせない工夫をしなければ、大事なところを見逃してしまう可能性もあるでしょう。
そういった現状から、現在は採用ツールでも1~2分の短めの動画が流行しています。
尺が短い分、本数を作って、募集人材によってコンテンツを入れ替える方式ですね。
展示会ではサービス・商品紹介、ブランディング映像、ユーザーエクスペリエンス訴求等、
様々なスタイルがありますが、近年では「2分は長尺」と言われています。
展示会場での目的はリード客との対面であることがほとんどなので、説明のための丁寧な動画よりは、
目を引き付けるアテンション目的の映像が多いことに由来していますね。
さて、本日は最適な動画尺を考察してみました。
結論としては、「場」と「目的」によって動画の尺は変化してしまうものですが、
流行によると「2分以下」が最適と思われます。
あなたの作ろうとしている動画、どれくらいの長さでしょうか?
前澤がお届けしました。