撮影素材をどのように管理するか。
制作プロダクションによって、大きく管理方法は異なります。
弊社では、かなり厳重管理しています。
まずは撮影素材は2台のHDDに移す。
撮影班が現場から戻ってきたら、
実際に編集をするHDD(ミラーリングタイプ)と
素材オンリーのバックアップHDDに映像素材を移します。
編集を行うHDDはミラーリングタイプ
(同時に2台のHDD記憶領域に保存)を使用し、
万が一、データが飛んだ等が起こっても、
もう一台の記憶領域からバックアップできる体制です。
つまり、素材だけで3台のHDDで管理している形です。
更に編集が終了したHDDはタイミングを見て、
LTOアーカイブに出すこともあります。
なぜそこまでやるのか!?
それは10年前の恐怖・・・。
一度だけ、1ヵ月かけた編集プロジェクトが入ったHDDが吹っ飛びました。
復旧センターでも復旧できず、もう一度スタッフ全員で全部やり直したのです。
素材は当時は8mmHDテープだったので、セーフでした。
ちょうど、デジタルへの移行期でしたね。
あの時の「終わった・・・かも」といった感覚は今でも忘れません。
それ以来、最強のリスクヘッジが私の中で始まったのです。
この体制に相当お金もかけてます。
今では、何年前のあのデータを呼び出せとクライアント様に言われたら、
15分で呼び出せます。
そして積み上げてきたアーカイブが顧客リピートに繋がっている気がします。
動画制作会社を選ぶとき、5年後に修正頼んでもやれる?って
聞いてみてください。
弊社は笑顔で即答します。「喜んで~。」
代表ディレクターの高瀬でした。