皆さんも聞いたことがあるでしょう。
クリエイティブ制作の基本となる重要項目。
「トンマナ」
トーン(tone)&マナー(manner)の略称です。
カラーであったり、使用するフォントに統一感を出し、
企業イメージ感や動画のシリーズ構成の世界観を統一していくことです。
普段から広告をベースにした仕事をしている人は当たり前の認識で
トンマナを揃えながらクリエイティブをしている方がほとんどだと思いますが、
ビギナーの方やこれから動画制作をはじめようとしている方で意識できている方は稀です。
カラーのトンマナを最初に定義する。
私たちが映像制作をスタートする時は、いきなり作業をしません。
カラーのトンマナ定義とフォントのトンマナ定義を最初に行います。
ここがズレていると、チームビルドの際にグチャグチャになるからです。
●クライアントワークでのカラーの定義の基本
WEBサイトの色使いやロゴの色使いを先にチェックします。
クライアントやサービスのカラーをチェックし、キーとなるメインカラーを決めます。
そこから派生させて、
動画をPOPにしたければ、パステルに振ったり、
カッチリ見せたければ濃い色のパターンを作っていきます。
フォントの選択は本当に大切。
英文フォントは比較的何を当ててもデザイン性が高く、
それなりに良い感じになりますが、日本語フォントは比較的慎重に選びます。
弊社では広告業界のスタンダードともいえる
「モリサワフォント」を使用するケースが多いです。
特に使用するのが、以下の二つです。
●視認性重視の映像であれば「新ゴ」
●カチッと高級感を出したければ「リュウミン」
この二つのフォントをセレクトしておけば、ほぼ間違いないと言えると思います。
例)
●グラフィックには視認性向上のために「新ゴ」。
●キャッチコピーにはスタイリッシュな「リュウミン」。
理由がきちんとあって混ぜていく分には問題ないと思います。
1つの映像で使うフォントは大体2~3種程度です。
5種等以上になると、バラバラに見えてくると思います。
同じコンテンツには同じフォントが基本です。
トンマナの意識、非常に大切です。
「トンマナ」は基本中の基本であり、クオリティにそのまま影響します。
「あえて崩す」のと、単純に「分かっていない」では大きな差になります。
これから動画制作をはじめようという方は
是非、トンマナを意識したクリエイティブをやってみてください。