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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2019年7月29日

【一眼レフ】花火撮影にピッタリ⁈バルブ撮影【チュートリアル】

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おはようございます。
さて、本日は一眼レフカメラのお話。

梅雨が明けたのか。今年は遅めになりましたが、本格的に夏!という感じになってきました。
夏の風物詩と言えば、花火
つい先日も東京三大花火大会に入る隅田川花火大会が開かれました。
一昨年は下から見るか横から見るかと騒がれたものですが、今回はレンズの中から見てみましょう。

花火を綺麗に撮影するには、通常の撮影に比べて少し変わった撮り方をします。

それは、「シャッタースピードを極限まで遅める」こと。
そこで登場するのが、シャッターボタンを押している間、シャッターを開放し続ける「バルブ撮影」です。

カメラはシャッターが開放している間、光を受け続けます。
花火の光を一瞬ではなく、長い時間受け続けることで、イラストで描かれるような尾を引いた花火写真が撮影出来るわけです。

この時、絞りはF16〜22と高め、ISOは100くらいにおさめておきます。
バルブ撮影はシャッターを長い時間開放するので、その分、露出を調整する必要があり、絞りを高めに設定するのです。
また、遠景の花火をベストな被写界深度で撮影するという点でも相性の良い設定です。
また、夜の撮影となるので、ISOは少しでも高めに設定してしまうと簡単にノイズが乗ってきます。
バルブ撮影時点で充分な明るさは得られますので、ISOは低めの方が吉ですね。

さて、カメラの設定は完了ですが、バルブ撮影はシャッターを長い時間開放する撮影方法なので、非常に手ブレしやすいのが難点です。
必ず三脚を利用しましょう。
また、規模の大きな花火では、リモートレリーズがあるとより手ブレしにくくなります。

あとは、花火の開く瞬間にレリーズを押してシャッター、花火が炸裂し、開ききったあたりでシャッターを切ると、絵に描いたような花火を撮影することができます。

絞りを極限まで高めておけば、スターマインのように、大きな火花のあと、小さな火花が複数炸裂するような花火も撮影することができます。

ポイントをまとめると、
・シャッタースピードは極限遅めか、バルブ撮影
・絞りは高め、ISOガッツリ低め
・三脚、リモートレリーズ使用
となります。

まだまだ夏本番。これから花火撮影を楽しむ方、ぜひこちらの方法を試してみてください!

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この記事を書いた人

前澤 嶺太

2017年入社 クリエイティブディレクター リーダー KIZUNA JAPANでは主にCGやグラフィックを担当。 動画大好きなYoutube中毒者。目指すはデジタル魔法使い!

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