さて、本日もillustratorに関しての話題です。
学生時代から、イラストレーターを上手く扱えない、Photoshopは感覚的にわかるけどイラストレーターは操作できない。というようなことよく聞いてきました。
筆での絵が上手くない私としては、え?!イラストレーターの方が簡単じゃない?と思うのですが、万人がそうではないようです。
アドバイスを求められたときに私がいつも口にしているのは、描きたいイラストを「図形で捉えなさい」です。
描きたいイラストを頭に思い浮かべて、それを小さく分解していきます。具体的には、4分の1円、半円、円、長方形、正方形、線の6つに分解します。
イラストレーターはベクターデータでイラストを作成するためのソフトです。
ベクターデータとは点、線、面の3つの要素を使って計算的に描画されるデータのことです。
つまり、イラストレーターはphotoshop等のビットマップ画像に比べ、図形を描くのが得意です。
むしろ、「図形を描くためのソフト」と覚えてもいいくらいに。
なので、前述の6つの要素にイラストを分解することができれば、たいていのイラストはイラストレーターで再現することが可能です。
最近は、グラデーションの強化や曲線ツールの使い勝手の良さから、photoshopとillustratorの差はほとんどなくなりつつありますが、描画方法は決定的に違います。
オブジェクトを一つの塊として見るのではなく、図形の集合として見ることで、イラストレーターが少し使いやすくなるかもしれませんね。
以上、前澤でした。