お疲れ様です。
皆さんご存知、あの安部でございます。
今日は、皆さんも聞いたことがあるであろう『ロケ』
その下見の事である『ロケハン』についてご説明します。
まずは前提から。
・脚本や構成がある程度決定稿に近い状態であること。
または大筋に変更が起きない状態であること。
が前提としてあります。
たまに、この前提を覆してロケハンに臨む方もいらっしゃいます。
現場候補を見て、イメージを膨らませ、物語に反映させたい。
そういう考えの持ち主です。一つの手段ではあると思います。
しかし、例えば納期が決まっていたりすると、ロケハンやキャスティングなどもスケジューリングされていたりするので、
イコール、脚本の完成が遅れている!なんて考えると、結構アブナい状況であると気付くかもですね。
さてさて。ある程度、脚本が決まったなら、
①どこのシーン に
②どんな場所 が必要かを考えなければなりません。
路上? お店? 家? 施設?
いろいろあります。なので、そこから考え、リストにします。
その次、演出の人とすり合わせましょう。もしくは脚本から読み取りましょう。
どんなイメージですか?って。
一口に路上といっても沢山あります。
広めなのか、狭めなのか。商業地域なのか、住宅街なのか。
そして、レッツリサーチ!
最近は便利なものが沢山あります。
Google Mapのストリートビューからピックアップするもよし、
実際に歩いて探すもよし。
①路上 の場合…。
路上での撮影においては別の場所の撮影と違い、
室内にあって、野外にない必須なものがあるんです。
それは電源。
照明が必要で、電源を必要とする場合は、
電源を使える場所を確保する必要があるので、確認しておきましょう。
キャストの着替えが発生する場合は着替えの場所。
近くにコンビニがあると色々便利です。
飲み物、食べ物、最悪は着替え場所もこちらで済ませることができるんです。
野外の時は是非チェックしておきましょう。
あとは、そもそも、その道路を撮影に使ってもいいのかを確認しましょうね。これ一番大事です。
確認先は様々ですが、まずは警察に聞いてみるのがいいです。
『道路使用許可』を取得しないと、撮影をしてはいけません。
それ以外のところの場合は、警察に警察以外の誰に聞けばいいのかを確認しておきましょう。
②お店 の場合…
撮影で交渉事が必要なのはどこでも多分一緒なんですが、
ここが一番苦労するはずです。
お店の場合は利益を上げなければなりませんから、撮影時間で客が入らない分の売り上げを、
担保しなければならない可能性があります。
よって、何時から何時まで使っていいか、徹底的にチェックしましょう。
あとは電源を使っても良いか。
お店にあるもの。飲食店の場合は食器。それ以外でも椅子や机など。
どこまでの範囲で、使わせてもらえるかの確認は深いところまでしておきましょう。
③家 の場合…。
どんな施設、どんなお店よりも、一番気を付けなければならない事があります。
電気の問題です。
照明いくつか使うと、ブレーカーが落ちてしまうことがあるので、
ここだけは気をつけましょうね。
とまぁ、場所によって注意すべきはこれ以外にもありますが。
長く書くと疲れるのでこの辺で。
どこがロケ地でも、共通して調べておくべきことは、
最低限、以下の通りです。
・駐車場
・駐車場駐車料金
・地元のタクシー会社
・ロケ地近くの食事場所、またはコンビニ
例えば企業VPでもこれは共通です。
では、はい。頑張りましょう。
お疲れさまでした!