こんばんは。前澤です。
今回は土曜日の特別編。
発表当時から注目していた、telyukaさん制作のフルCGキャラクター「saya」の新着情報がありましたので、
今までの活動含めまとめていきたいと思います。
今回の大きいニュースは、
講談社主催の女の子オーディションプロジェクト「ミスiD」、
その最終選考に進むためのプロモーションとして制作された「saya」の新作動画です。
まずはその映像をご覧ください。
発表当時から「実写にしか見えない3DCG」と話題になっていましたが、
僕は、映像になったら「不気味の谷」を超えられないのではないかと思っていました。
しかし、今回の映像ではご覧の通り、不自然さはほとんど見られません。
まさに驚きのCGです。
2013年より毎年開催されている「ミスiD」において、
セミファイナルに「実在しない女の子」が選ばれたのは初めてのことだそうです。
では、今注目の女の子「saya」とは何者なのか探っていきましょう。
始まりは2015年10月13日、
新しく現在作成中の一人目の3DCG character「Saya」です、今年のクリカンではこちらのキャラクターを中心により実践的なワークフローを紹介させていただく予定です。http://t.co/0Q2zsW6Z73 pic.twitter.com/xgdYax7pp6
— TELYUKA_SayaミスID2018 (@mojeyuka) 2015年10月13日
このツイートが始まりでした。
僕はこのクリエイティブカンファレンスに参加し、「saya」のことを詳しく知ったのですが、
夫婦で制作活動をされているtelyuka氏は街中に出てひたすら女子高生を観察したそうです笑
クリエイティブカンファレンスでの詳しい内容は以下のサイトに掲載されています。
クリエイティブカンファレンス2015|個別レポート
3DCGソフトmayaでモデリング、レンダーはV-ray、コンポジットにNUKE。
服飾デザインにはMarvelous Designer、ペインティングにMari等々、
様々なソフトを駆使して制作されたこのキャラクターはその後さまざまなメディアに取り上げられ、
瞬く間に注目されていきます。
2016年には8KでのレンダリングやHDRIによるライティングをより強化した
”進化版”を投稿。
2016年夏には、
数々の有名CGアニメーションを生み出してきた東映ツークン研究所と協力し、
モーションキャプチャを使った「動き」の研究がスタートしました。
2016年秋に公開されたツイートがこちら。
Saya_facial test pick_001
Saya表情テスト中 その1 https://t.co/hj9Oisuksv— TELYUKA_SayaミスID2018 (@mojeyuka) 2016年10月11日
そして2017年現在を迎えたわけですね。
「saya」を自分たちの娘と称するtelyuka氏。この進化はどこまで続くのでしょうか。
ミスiDの行方を含めて注目ですね。