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映像制作マガジン

KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2024-12-17

【Open AI】動画生成AI「Sora」を試してみた件

動画生成AIのSoraを使ってみた

Open AIの「Sora」が遂に2024年12月10日に正式ローンチ!

最初の発表から約10ヵ月近くたったのではないでしょうか?
「Sora」はChatGPTで有名なOpen AIが開発した、「動画生成AI」です。
簡単に言うと、イメージした文章を入力すると、動画が作れてしまうというAIです。
一番期待していた動画生成AIだけにワクワクでした。

▼発表時の記事はこちら

様々な動画生成AIがローンチされる中、多くが有料サービスとなっており、
想定範囲内でしたが、「Sora」もやはり有料でした。(涙)
料金体系は以下です。

【ChatGPT Plus】月額20ドル(約3000円)

解像度720p通常のHD画質のことです。プロで720p素材で使う人はいないと思います。
秒数5秒間
最大動画生成回数50回

【ChatGPT Pro】月額200ドル(約3万円)

解像度1080pフルHD画質のことです。
秒数20秒間
最大動画生成回数500回

プロユースで考えた際は1080p(フルHD)以上が素材として必要になるので
上位プラン(ChatGPT Pro)で契約する必要があるな!という印象です。
一般のコンシューマーが月に3万円を払うかでいえば正直NOだと思います。
小規模の映像制作会社でも案件ありきじゃないとサブスク化はしないでしょう。
つまり、ほぼプロユースの動画生成AIと位置づけられると思います。

GPT Plusに契約し、TEST動画を作ってみた。

動画を作る操作は超簡単です。
プロンプトをUI画面の下段に入力し、「↑矢印」ボタンを押すだけ。
プロンプトはGoogle翻訳で一度日本語から英語に変換し入力。

SORAのUI画面

「渋谷のスクランブル交差点に人間に交じって大量のかわいい柴犬が歩いている。」
▼(英語に)
「A large number of cute Shiba Inu dogs are walking along with humans at the scramble crossing in Shibuya.」

→動画の生成に約60秒かかりました。
生成速度はなかなか速いと思います。

▼生成された動画はこちら。

御覧いただければ分かりますが、
人間の顔がホラー!?状態で、クオリティはかなり低い印象です。
そして、柴犬のジャンプも不自然すぎる。正直、微妙すぎです。

▼続いて以下を動画生成

「渋谷のスクランブル交差点に恐竜たちが大量に発生している。人は誰もいない。」
▼(英語に)
「A large number of dinosaurs are appearing at the scramble crossing in Shibuya. There’s no one there.」

上記よりはSFっぽくてまだ見れるかな?という印象ですが、ここでもホラー現象が発生。
恐竜1体に対して、胴体から上が2体に。なんでこうなるの!?と思わず声が…。
「人は誰もいない」という指示に対して、交差点の奥には群衆がいる。
正直、こちらも微妙すぎる動画です。

そしてこの段階で分かったのは、
右下に「WATERMARK」(著作権等の画像を保護する機能)が入っており、
動画制作のクライアントワークでは正直このままでは使えない。
やはりプロ契約するしかないと…。

その他2本を動画生成し、1000クレジット中、すでに240クレジットを消化。
720pの5秒動画で1本あたり60クレジット消化しました。
つまりこれを金額計算すると、

【月額料金約3000円】
1000クレジット÷60クレジット=約16本の動画生成
1本の動画生成あたり約190円となります。

▼クレジットの料金表はこちら

5101520
480p 正方形20クレジット40 クレジット60 クレジット80 クレジット
480p(16:9)25 クレジット50 クレジット100 クレジット150 クレジット
720p 正方形30 クレジット75 クレジット150 クレジット225 クレジット
720p(16:9)60 クレジット180 クレジット360 クレジット540 クレジット
1080p 正方形100 クレジット300 クレジット650 クレジット1000 クレジット
1080p(16:9)200 クレジット600 クレジット1300 クレジット2000 クレジット

実際に体験してみて…

今後のアップデートに期待したいところですが、
待望の正式ローンチにも関わらず、このクオリティ感だと、
サブスク解約するクリエイターが続出するのではないかと思います。
サンプルで出しているような動画はパっと作れる印象ではないです。
相当なプロンプトの修正を繰り返しながら、クオリティ担保できているものが
サンプル公開されているはずです。

明らかに最初からプロユースでのプライシング設定のため、
無料トライアルでユーザーの意見をもっと集め、アップデートしながら、
よりよくする方法がベターだったんじゃないか
と個人的には感じました。
「ChatGPT」と同じように無料と有料でローンチした方が良いよなと…。

以上、「SORA」のファーストインプレッションでした。

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この記事を書いた人

Keiichi Takase

KIZUNA JAPAN株式会社 代表兼クリエイティブディレクター。 趣味:サーフィン、キャンプ、ゴルフ

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