Eコマース分野、ネットショッピングにおける動画のパワーは
これまでも記事にしてきましたが、今、まさに本番になってきている気がします。
(記事執筆:2022年12月5日)
2022年の7月20日にECプラットフォームのShopifyとYouTubeのパートナー締結が行われ、
YouTubeでショッピングができるようになったのです。
現状チャンネル登録が1000人以上であったり、ハードルはあります。
なんとかこの基準をクリアしようというブランドが続出するのは時間の問題です。
動画を通じたマーケティング活動は本番を迎えるという印象です。
▼YouTube ショッピングの設定
https://help.shopify.com/ja/manual/promoting-marketing/create-marketing/google/sell-on-youtube/setup
YouTubeでのショッピング
国内7000万人のユーザーを超えたYouTube。
YouTubeを見て商品を購入する動機形成は非常に高く、
YouTubeを見て、「もともと買う予定がなかったものを買ったことがある」割合は71%
という具合に非常に高い成果を上げています。
▼Think with Google
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-recap2022-2/
・購入検討段階でレビュー動画等を視聴。
・購入後に使い方やHOW TOを視聴し使い方の理解。
といった、購入からユーザー体験のフローが非常にスムースにとりやすいこともメリットです。
各種ECプラットフォームの多くが動画に対応
Shopifyを中心としたオリジナルECサイトの制作プラットフォームでは
その多くが、YouTubeやVimeoのリンク埋め込みや直接のアップロードに対応しています。
すでに静止画バナーから動画バナーの実装も可能です。
商品ページも動画を簡単に埋め込むことができます。
TICTOKやInstagaramとの連携アプリも実装されており、簡単に連動させることも可能です。
つまり、静止画を中心とした多くのECサイトが、動画によってリッチコンテンツ化を目指しており、
更に音声認識技術によって、動画を言語化できるように加速すればSEOにもメリットがあります。
YouTube上ではすでに言語化はできる形になっているので、時間の問題だと思います。
今後はライブコマースも実装できるプラットフォームもどんどん増え、まさにECサイトで
接客を受けているような感覚でショッピングができるようになってくるのです。
Googleショッピングが連携され、YouTubeで直接購入のボタンを表示し、
購入できる形になってきます。
▼YouTubeで商品を購入する
https://support.google.com/youtube/answer/9162845?hl=ja&co=YOUTUBE._YTVideoType%3Dvideo&oco=2#viewershoppingavailability
個人からユーザー「PtoC(PERSON TO CONSUMER)」の時代に入り、
お店に卸していた時代から、商品のファンに直接販売してもらうことが可能になり、
大きな流通革命が起きています。
営業社員ではなく、そのプロダクトのファンが好きなように発信し、
成功報酬を受け取る時代に入ったのです。
商品を売る「販売員」から、商品を紹介し販売する「アンバサダー」という概念に、
流通はますます変化していくでしょう。
動画の役割はここからが本番です。