採用動画はこれからが本番
人材採用シーンにおけるリクルート動画。
数年前まではパンフレットや採用WEBと比べて、ニーズは少ないツールでした。
コロナ禍も手伝ってか、オンラインセミナー等が中心になり
リッチコンテンツの提供をするべく、採用動画制作の需要は高まっています。
また、掲載コンテンツのリッチ化のためにリクナビ、マイナビといった
主要採用媒体にも動画掲載枠が登場するようになり、今後、ますます加速するでしょう。
人気動画コンテンツの変化
採用動画における案件内容も2020年頃から大きく変わり始めました。
これまで、採用動画と言えば、
社員ドキュメンタリー(仕事イメージ訴求)
社員インタビュー(仕事理解)
といったものが中心でしたが、コンテンツも多岐に渡ってきました。
尺感もロング尺(10分程度)からミドル尺(3~5分程度)に移行し、
オンライン採用活動の加速により、ショート尺(1~3分程度)が2022年現在、人気となっています。
オープニング動画が一番人気へ
2022年の弊社受注、採用動画案件の多くが、オープニング動画制作となっており、
惹きつけツールが一番人気です。
【理由】としては、
①短時間でスピーディに情報伝達ができる。
②会社の個性を出しやすい。(どんな人がいるのか/VISION/理念等)
③説明会、イベント、媒体&採用サイト掲載等、様々なところで使える。
企業の個性を自由に表現するには、オープニング動画が一番、最適です。
社員インタビューやドキュメンタリーは同業種であれば、
どこも似たような内容になってしまうケースが多く、差別化が難しいのです。
やはり、採用業界の標準的なインタビュー項目がほぼ同じだからです。
これは10年前から変わっていません。
インタビュー項目例)
入社理由
仕事内容
やりがい
今後の目標
etc
求職者サイドの目線で考えると、同業種を応募した際に、
同じような仕事内容、やりがい、目標を聞き続ける形になり、
人の雰囲気以外、あまり違いがないように感じると思います。
企業の採用担当者の方が、他社の採用動画をあまりチェックしていないので、
違いの無さに気付いていないケースも非常に多いです。
同じインタビューでも、個性的な質問に変えるだけで、
それ自体が差別化に繋がります。
ネガティブなことも正直に伝えれば、信頼に繋がります。
このインタビュー・ディテールにこだわることが今後、非常に大切です。
採用動画、今後はどのような新しいコンテンツが生まれるでしょう?
目的がしっかりしていれば、応用はいくらでもききます。
・社員のダンス動画(目的:イキイキした姿を見せる/明るさ/チーム感訴求)
・社員の劇風ドラマ(目的:面白さ訴求/仕事理解/感動訴求)
採用動画を作る背景、制作過程の苦労が伝わるものが個人的にオススメです。
なぜなら、「採用の本気度」が一瞬で伝わるからです。
映像制作会社主導で作られていない企業努力が伝達できるからです。
色々工夫次第で、求職者を魅了する新しいコンテンツはできると思います。