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映像制作マガジン

KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2022年2月15日

映像編集で一番難しいのは「インタビュー」

インタビュー映像制作

映像制作の編集力はインタビュー編集で分かる。

これまで、多くの動画クリエイター、編集マンを見てきました。
その中で編集が上手いと感じるクリエイターの特徴として
インタビュー編集がうまいということでした。

インタビュー編集は様々な能力が求められる。

①大量の映像素材から最高のシーンを導き出す「判断力」
②言葉を操る「キャッチコピー力」
③素材と素材をスムースにつなぐ「結合力」

弊社でも、インタビュー編集が基礎でありつつ、一番難しく
スキルの差が出るとスタッフには伝えています。

『判断力』

判断力

インタビュー素材の多くは、構成、絵コンテに収まらない量と展開のものが多いです。
60分のインタビュー素材からベストなコメントを3分にまとめ上げる能力が求められます。
つまり要約する能力が求められ、テクニカルなスキルよりも
ライター的能力、地頭の良さ等が求められます。
どうすれば伝わりやすいか、どうすれば理解促進ができるか。
限られた時間の中で、ベストな素材を瞬間的に判断する能力が求められます。
国語の文章を読むスピード、理解力の差は人それぞれあるかと思いますが、
それに近い感覚のセンスが求められるわけです。

『キャッチコピー力』

コピーライティング

多くのインタビューではTELOP挿入が求められます。
その際、話者の話をリライトし、挿入するケースは非常に多く、
言葉チョイスで映像の見え方は大きく変わります。
後ろ向きな表現を前向きな表現にリライトしたり、
長文を短く端的にキャッチコピーにすることで理解促進したり、
コピー一つで映像の全体感を作ることも可能かと思います。
言葉選びのセンスは非常に重要です。

『結合力』

映像編集のカットイメージ
※映像編集におけるタイムラインのカットポイント

60分話した人が、あたかも3分で話したように編集でシームレスに見せるのが結合力です。
勿論、YouTube的なカットを大量に感じる繋げ方は非常に流行っていますが、
正直、これは誰でもできると思っています。
「え~」とか「あ~」とかをひたすら切りまくり、短尺にするスタイルですね。
それに比べ、カットを感じさせない編集は本当に難しい。
前後の素材のトークの間のシビアな調整が必要となります。
話者の話す速度も計算しながら、カットとカットの間を15フレとったり、1秒とったり、
非常に細かい調整が必要です。
話すスピードが遅い方であれば、ダラダラした印象に見せないように、
言葉と言葉の間合いを数フレ単位で調整し、繋ぐこともあります。
“できる編集マン”はこのトークの間合いを感覚的に理解し、瞬間的に反映できると思っています。

インタビュー編集で本物の編集スキルを。

インタビュー編集は基礎でありながら、一人ひとりの編集のクセが最も出やすく、
教えても再現性が非常に難しいジャンルです。

インタビュー編集に苦手意識を持っている方も非常に多いですが、
『判断力』、『キャッチコピー力』、『結合力』を養えれば、
どんなジャンルの映像にも応用できる確かなスキルとなります。

これから編集をやっていきたいと思っている方は、
まずは徹底的にインタビュー編集に挑むことをオススメします。
それによって本物の編集スキルが身につくかもしれません。

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この記事を書いた人

Keiichi Takase

KIZUNA JAPAN株式会社 代表兼クリエイティブディレクター。 趣味:サーフィン、キャンプ、ゴルフ

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