★映像制作会社がどんなヘッドホンを使っているか?
弊社では撮影時と編集時でそれぞれのディレクターが
愛用のヘッドホンを使っています。
編集ソフト等と違って、これがスタンダードだというものはありません。
使い心地もそれぞれのメーカーでかなり使用感が違うので、
自分に合ったヘッドフォンを選べば良いのかなと思っています。
個人的なオススメを紹介したいと思います。
★『SONY MDR-CD900ST』
SONYの名機ですね。
1989年の登場から、数々の音楽スタジオ、放送局のプロ現場で使われている定番です。
よく、ミュージックPV等でミュージシャンがレコーディング収録しているシーンが映るかと思いますが、
まさに、このヘッドホンです。
私も14年愛用し、いまだに大活躍しているヘッドホン。
▼SONYのメーカーサイトはこちら。
https://www.sony.jp/headphone/products/MDR-CD900ST/
音が忠実でクリーン
最近流行のノイズキャンセリング機能は現場ユースでは向かないです。
なぜならば、小さなノイズに気付き、それを軽減することを現場音撮りでは求められるからです。
忠実でフラットな音によって、環境音の変化に気付いたり、音の質に気付けるからです。
編集時も現場音声とBGMのバランスを合わせる際に、低音が強すぎたり、高音が強すぎたりすると
適正なバランス調整が難しくなります。
ですので、原音に忠実なヘッドホンが必要なのです。
付け心地と軽さ
肩にかけた時のフィット感と軽さが非常に良いです。
長時間の撮影、編集等の際はストレスが体にかからないバランスが重要です。
耳に付けていても、肩にのせていてもほぼストレスはない。
絶妙なバランスなんです。
強烈な耐久性
耳のパットの摩耗はありますが、14年愛用しても壊れていません。
現場で何度も落としたし、過酷な環境でガンガン使用しても壊れていない。
強烈な耐久クオリティがあると思います。
サイズが丁度よい
高級ヘッドフォンはイヤー部分が非常に大きかったり、
サイズ感がでかいものが主流です。
しかし、現場ユースを考えると、持ち運びの良さであったり、
軽量性も非常に重要です。
カメラバッグにポンと入れる感覚や、すぐにモニターできる俊敏性を
持っていると思います。
私もこれまでに様々なヘッドホンを試してきました。
BEATS他、新しいヘッドホンは色々使用しましたが、
見た目はカッコいいけど、装着の感触がいまいち。
そして原音の忠実性がやはりどれも勝てないイメージでした。
1989年から技術革新は強烈にありましたが、
まさにクラシックで、今も最強と言えるでしょう。
本当にオススメのヘッドホンです。