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KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2020年3月6日

映像の歴史

映像の歴史

映像を作るクリエイターであるからには、
その歴史を少しくらいは話せるようにならんと。

ということで、今日は映像の歴史をお話しようかなって。

現代で言うところの『映像』。
聞いて思い浮かべるものは何でしょうかね。
スマートフォン、パソコン、テレビ、映画…。
いっぱいあると思うのですが、これらの礎となったものが、いくつかあります。

フェナキスティスコープ

ベルギーの数学者、プラトーが開発したもので、
円盤状のもので、淵沿いにパラパラ漫画の要領で絵が描かれています。
円盤が回転することで、一点の絵が動いているように見えるという仕組みですね。

ゾートロープ

イギリスの数学者、ウィリアム・ホーナーが開発しました。
フェナキスティが円盤状であることに対し、こちらは筒状となっており、
映像を鑑賞するには、筒をのぞき込む必要があります。
そのため、この装置は日本名で『回転のぞき絵』とか呼ばれています。
なんだか、ダサいですよね。

プラクシノスコープ

フランスの理科教師、エミール・レイノーが開発しました。
ゾートロープを改良して完成されたもので、
ゾートロープが日本名の通り、のぞき込むのに対し、
こちらは、筒の中心に鏡が置かれ、それに反射される絵を動画として鑑賞するものですね。

ちなみに、このエミール先生、
“投写式”という技術の開発も行いまして、
映像をスクリーンに投影するタイプのプラクシノスコープも完成させています。
それが世に大反響で、超絶人気を博したんですが、
しかし、後にリュミエール兄弟の出現によって、その座を奪われます。

はい。
映像の歴史ということで、『祖』とも言うべき3つの機械を紹介しました。
こんな技術が生まれなければ、我々の職業だってなかった可能性を考えれば、
彼らがいかに凄い発明をしたかがわかりますよね。

では、また今度。
皆さんご存知、あの安部でございました。

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この記事を書いた人

安部 諒

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