お問い合わせ

映像制作マガジン

KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2019年9月13日

【AE】2Dだけで作る3D回転の缶【チュートリアル】

AfterEffects缶で3D回転のトップバナー

after effectsで特徴的なアニメーションと言えば3Dが気軽かつ感覚的に使えることですが、それをもってしても3Dのアニメーションとは難しいものです。

データが複雑になるだけでなく、2Dでは使えたものが3Dでは使えないということが良く起きます。

そこで今回は、いわゆるフェイク3Dというものを試してみたいと思います。

フェイク3Dとは2Dでの表現だけで3Dっぽく見せる手法のことです。

代表的な表現で、今回は缶が回転しながらインしてくる表現を試してみたいと思います。

まずは素材を準備します。

今回は缶のアウトラインと、ラベルのデータを用意しました。

ae_fake_3D_01
ae_fake_3D_02

ラベルのデータは縦長で表と裏用に2分割してあれば大丈夫です。回転数が増えたとしても後でAftereffects上で対応できます。

ではこれをアフターエフェクトの中に読み込んでいきます。

今回は動かくレイヤーの数が多いので、位置と回転はそれぞれ別のnullオブジェクトで作ることにします。

アフターエフェクトに読み込んだら、ラベルが映る部分だけにマスクを作成、ラベルをアルファマットに選択し、缶部分にいるときだけ表示されるようにしました。

ae_fake_3D_03

これで缶が回転する様子は、ラベルをX軸方向に左右するだけで表現できます。

この状態だと少し3D感が弱いと考え、アフターエフェクトのシェイプレイヤーで少し味を足しました。

ae_fake_3D_04

白の縦線は不透明度60%、缶全体には、7C7C7C→ffffff→7C7C7C、ffffffが50%位置でグラデーションをかけ、不透明度を20%に設定しました。

これでアニメーション時、全体の位置と回転はnullオブジェクト、ラベルの回転はラベルのイラストレーターデータの位置をX軸で動かすことで表現します。

これで完成です。

ae_fake_3D_comp_gif

シェイプレイヤー使いになるときには基本的にな方法になるので、覚えていて損はないですね!

以上、前澤でした。

  • Xでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEで送る

この記事を書いた人

前澤 嶺太

2017年入社 クリエイティブディレクター リーダー KIZUNA JAPANでは主にCGやグラフィックを担当。 動画大好きなYoutube中毒者。目指すはデジタル魔法使い!

よく読まれている関連記事

顔写真 ご相談無料
お気軽にお問い合わせください。
TEL : 03-6225-0652
TOPへ戻るボタン