さて、本日はイラストレーターの話です。
「パペットワープツール」という言葉をご存知でしょうか。
photoshopではCS5、illustratorではCC2018から導入されました。
簡単に言うと、平面をメッシュ化して引き延ばしたり縮めたりすることのできる機能です。
aftereffectsではパペットアニメーションを作るための機能として入っていることで有名ですがイラストレーターではつい最近でしたね。
イラストデザインはパスを使った精密な計算に基づいて作っていくのが基本なので、僕も忘れがちでしたが、非常に便利な機能だったので紹介します。
例えば、犬のイラストを描いたとします。

そこで、こんな修正が来ました。
・首が上を向いた状態がいいな
・足を曲げて欲しい
・座らせることはできる?
通常であればパスファインダーで首をちょん切って。。。などと考え始めるところですが、パペットワープツールなららくちんです。
まずはツールバーから画びょうマークのパペットワープツールを選択します。
すると図のように選択されたオブジェクトがメッシュ状になりました。

そうしたら顔の部分にピンを追加。変形して上を向かせます。

これで完成。
いかがでしょうか。
その他、ちょっとした位置調整などもパスの頂点を捕まえてちまちま動かすのではなく、感覚的に動かすことができるのでとても便利です。
ぜひ使ってみてください!