さて、本日はアフターエフェクトの似て非なる動きについて解説していきます。
手前画面外から、飛び込んでくるアニメーションを考えてみましょう。
飛び込みを最速で作るには2種類の手があります。
その1:スケールのアニメーションを組む
画面外ということでスケールを3500%→100%→90%のようなアニメーションを組んでみました。飛び込みまでのスピード感を付けたいので、3500%→100%のアニメーションにイーズアウトをかけてみました。
その2:3DレイヤーにしてZ軸の位置アニメーションを組む
まずは文字のレイヤーを3Dに変換。Z軸プラス方向に2000ほどの位置から0に向かってアニメーションを組み、同じようにイーズのアニメーションを組みます。
いかがでしょうか。
2つを比べると、Z軸移動の方が自然なアニメーションに見えます。
文字に限らず色々なオブジェクトで試してきましたが、飛び込みが自然に行くのは圧倒的に3DのZ軸移動です。
スケールは100%までのアニメーションは綺麗に行くのですが、それ以上の大きさになるとどうもアニメーションが自然になりません。
飛び込みをスケールで組むときは、1000%→100%→110%で、かつイーズ無しの状態を作るのがいいと思います。
1000%→100%はあまり長い時間を取らず、10~15fほどで十分でしょう。
本日はスケールと位置のアニメーションを比較してみました。
同じことをしているように見えても、作り方を変えるだけで大分アニメーションが変わるものです。
次回は線アニメーションの違いも比較してみましょう。
本日はここまで。以上、前澤でした。