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映像制作マガジン

KIZUNA JAPANスタッフによる映像制作マガジン

2018-05-11

映像の世界のつながり

衣裳香盤

お疲れ様です。
皆さんご存知、あの安部でございます。

皆さんはドラマや映画を見たことがあると思うのですが、
VP等でも“ドラマ仕立て”みたいな映像制作が存在します。

要はストーリーを組んで、会社やブランドのプロモーションをするということなのですが、
ストーリーを組むとなると、大切なことが出てきます。

それは一般に『つながり』と言われたりしてます。

つまり、1シーンの中で、同じ世界を映さなければならないということで、
今日はこれについて語りたいと思います。

同じ日、同じ時間、同じ場所のシーンで、複数カットあるとして。
1台のカメラで撮らなければならないとなった時、
あらゆる方向から、あらゆる角度で、撮影をしなければなりません。
役者は同じ芝居をしなければならない。ということになります。

室内の撮影であれば、置物とかは同じ場所に置いてあって然るべき。
という状況。
お芝居の中で、役者さんが触ったものに関して言えば、
同じ形で現場に配置し直さなければなりません。

これを間違ってしまうと、『つながりがオカシイ』ということになります。

さっきまで正対で置いてあったバッグが次の瞬間、反転しとる!
みたいな現象が起きる、ということですね。

これならまだまだ可愛いもんです。
注意すべきは、同じ日の数分後、別の場所で。というシーン替わり。
これが怖いですね。
特に、その撮影日が何日か後になった場合。

役者は同じ格好でなければならないのです。
4人も5人も役者がいたならば、それぞれの衣装はしっかりと考えねばなりません。

さっきまで違う服着てなかった!?みたいな現象が起こらないように、
作るべき資料があります。

それが『衣裳香盤』というものです。

どのシーンでこの衣裳を着る、というのを明確に表した香盤で、
撮影香盤に照らし合わせ、作りましょう。

●月×日 シーン10
出演者 山田 太郎
衣裳《写真》

みたいな一覧で十分です。わかればよいのだから。

これがないと、シーンがつながらなくなった時、物語が崩壊します。笑
一つ、考えておくと良いでしょう。

それでは皆さん、お疲れさまでした!

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この記事を書いた人

安部 諒

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