お疲れ様です。
皆さんご存知、あの安部でございます。
皆さんはドラマや映画を見たことがあると思うのですが、
VP等でも“ドラマ仕立て”みたいな映像制作が存在します。
要はストーリーを組んで、会社やブランドのプロモーションをするということなのですが、
ストーリーを組むとなると、大切なことが出てきます。
それは一般に『つながり』と言われたりしてます。
つまり、1シーンの中で、同じ世界を映さなければならないということで、
今日はこれについて語りたいと思います。
同じ日、同じ時間、同じ場所のシーンで、複数カットあるとして。
1台のカメラで撮らなければならないとなった時、
あらゆる方向から、あらゆる角度で、撮影をしなければなりません。
役者は同じ芝居をしなければならない。ということになります。
室内の撮影であれば、置物とかは同じ場所に置いてあって然るべき。
という状況。
お芝居の中で、役者さんが触ったものに関して言えば、
同じ形で現場に配置し直さなければなりません。
これを間違ってしまうと、『つながりがオカシイ』ということになります。
さっきまで正対で置いてあったバッグが次の瞬間、反転しとる!
みたいな現象が起きる、ということですね。
これならまだまだ可愛いもんです。
注意すべきは、同じ日の数分後、別の場所で。というシーン替わり。
これが怖いですね。
特に、その撮影日が何日か後になった場合。
役者は同じ格好でなければならないのです。
4人も5人も役者がいたならば、それぞれの衣装はしっかりと考えねばなりません。
さっきまで違う服着てなかった!?みたいな現象が起こらないように、
作るべき資料があります。
それが『衣裳香盤』というものです。
どのシーンでこの衣裳を着る、というのを明確に表した香盤で、
撮影香盤に照らし合わせ、作りましょう。
●月×日 シーン10
出演者 山田 太郎
衣裳《写真》
みたいな一覧で十分です。わかればよいのだから。
これがないと、シーンがつながらなくなった時、物語が崩壊します。笑
一つ、考えておくと良いでしょう。
それでは皆さん、お疲れさまでした!