お疲れ様です。
皆さんご存知、あの安部でございます。
今日は、映像は紹介しません。
制作部マニュアルです。ちょこっと語らせてください。
皆さんは、映像作りたいなぁ。。。と思ったことはありますか?
多分、どの業種でも当日のスケジュールや、ご納品までのスケジュールを組むと思うんですが、
今日はそのスケジュールについてのお話をしようと思います。
特に、物語のある映像を作る場合においては、
どの順番で、どんな映像を撮り、何時にその日の撮影を終えるか。
これを事前に考えておくことが重要になります。
それらを記したスケジュール表を、“香盤表”と呼びます。
例えば自主映画等の物語ある映像を作りたいと思ったら、
この香盤表を完璧に作ることをお勧めします。
なので、ここでは香盤表の作り方をお教えしたいと思います。
これは、脚本や構成表など、映像の設計図的なものがあることを前提とします。
まず、やらなきゃいけないことがあります。
脚本の中の時系列を整理します。
物語が始まって一日目、二日目、三日目…
これをやることで、どのシーンにどの衣装を用意しなければならないかが明確になってきます。
一日目と三日目が同じ衣装っていうのは、そういう演出でもないかぎりオカシイですよね。
次に、Day or Nightを整理します。
撮影の時、一番時間のかかる技術のセッティングは、照明です。
なぜDay Nightを整理するか。これはDayはDayで撮り切って、そのあとにNightを撮り切る為です。
無駄な照明の切り替えを行わないように、ここは徹底しなければなりません。
その次に、シーンの繋がり、日の位置、物語の流れ、出演を考慮しながら、
最も効率的な撮順をリスト化します。
その上で、セッティングを含め、どのシーンにどれだけの時間がかかるかを考えます。
Day & Night含め、一日で撮り終えるのが可能か不可能かの判断が、この時点でできます。
(殆どの場合、多分一日じゃ無理でしょう…)
そうして、1日目にはこのシーン、2日目にはこのシーンという風に、
ある程度何日かに分けたリストが出来上がっていきます。
あとはこれを、縦横軸の表にしていくだけです。
最終的には縦に時間、横に出演者を入れて、
何時に撮るどのシーンに、誰が出演するのかが一目瞭然でわかります。
最終的に完成したその表が、香盤表です。
さて、それでは撮影頑張りましょう。